人は料理そのものではなく、環境を含めて食べています♪《今日の美徳の言葉「気転」》

私は普段とても少食。
よくお友達からは「小鳥ちゃん」と呼ばれます。
見た目じゃないですよ〜。
食欲に関してのみ、そのような可愛らしい表現をしていただきます。

それでいつも思うのです。
私が食べられなかった分、もったいないな・・・と。
罪悪感と共に、このひ弱な消化器官の存在意義を探したりして…。

でもだからと言って、無理して食べてお腹を壊しても意味がありません。
あまりに禁欲的になっても、違うような気もするし…。

なるべく食べられる量だけを頼むように心がけてはいますが、
結局食べきれなくてお友達に叱られたりします。
私だってたくさん食べられるようになりたいのです、本当は。

私の少食はもしかしたら、私の原風景と関係があるのかもしれません。
私の家庭は、いわゆる機能不全家庭でした。
そのような家庭で育った子供は、幾つかの役割を演じると言われます。

私はいわゆる「ピエロ」でした。
笑いを取るためにいつも落ち着きのない行動をとり、
「少しは落ち着きなさい!」と注意される子供でした。

ひょうきんものを装いおどけてみせ、
目の前の緊張感を分散させようと、
目の前の現実を見ないようにしようと、必死だったのです。

「その行動の原因は家庭のせいなんだよ〜!!!
楽しいわけでも嬉しいわけでも、笑いをとりたいわけでもないんだよぉー!!!」
…と訴える術もなく、大体その因果関係もわからずにいましたね、当時は。
当然ですね。
子供ですから。

そんな環境でしたから、当然平和で平穏な食卓はありませんでした。
怒声と恐怖と苛立ちと、
そんなもの達が調味料の食事に、
美味しさを要求するのは困難。

いつも砂を噛むような食事だった記憶があります。

喜びがあるような食卓ではなかったのです、要するに。
はああああああ…。
そんなことでは美味しいわけありませんよね、何を食べても。
だからかな〜、少食なのは。。。

食事・食卓=争い・怒り→涙
この図式は、私の中で確固としたプログラムとして根を張っています。
今はその仕組みに気づいているので、
このプログラムが発動しても、暴走から妄想を引き起こすことを
事前に止めることができます。
でも、奥深いところでは、まだこのプログラムが必要なのか。
「小食」という現象は変わらないみたいです。
まっ、そんな消化器さん達とお付き合いしてこうとは思っています。

外でどんなに辛いことがあっても、
家に帰ると暖かい夕餉が待っていると、人は帰ってくるものです。
食事時の温かい楽しい会話があれば、
自宅で食事をしたいと思うものです。

それは、技術的なことではなく、
その食卓を囲む環境そのものなのだと思います。

目隠しをして食事をすると、何を食べているか分かりません。
普段は大好きなものも、とてもまずく感じたりします。

大好きなクッキーを、ドッグフードの袋に入れて食べてみてください。
中身が違うものだと分かっていても、

とんでもない味がするものです。

人は、食事を味わうときに、
そのものの味だけを認識しているのではないのですね。
食事と同時に環境をすべて味わっているのです。

だから、どんなに喧嘩をしていても、
気に入らないことがあっても、
食事の時には、
家族が顔を揃える食卓では、
柔らかい心を扱うように、
お互いの柔らかい大切な命そのものを慈しむように
大切な人と食卓を囲める奇跡に感謝し、
その機会を大切にしましょう。

せめて、食事時には、食卓では、
気持ちを切り替えて、
お互いを尊敬し尊重しあいましょう。
その間だけでも、努めてみましょう。

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今日の《美徳の言葉》「気転」

気転を利かせるとは、あなたの言葉が相手の人にどのような影響を
与えるかを考慮しながら真実を優しく告げることです。
話す前に考えて、言うべきでないことをわきまえることです。
気転を利かせて話せば、言いにくいことを言ったとしても、
人は耳を傾ける気持ちになってくれるでしょう。
気転の美徳は人と人との間に橋をかけてくれます。

リンダ・カヴェリン・ポポフ著 大内 博訳 太陽出版刊
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