はじめてのおつかい-2

先日「はじめてのおつかい」という
人気番組のお話を書きました。テレビ

初放送から25年ほど続いている長寿番組で、
司会者は、所ジョージと森口博子。

「はじめてのおつかい」筒井頼子(著)、林明子(イラスト)
という絵本が番組立ち上げのきっかけだそうです。

バラエティ番組とはいえ、子供の自立を応援するだけに留まらず、
親子関係のあり方や、育児・教育のあり方などを
視聴者に改めて考える機会も提供しているのです。

実際、何かと色々な評判や、裏話があるようですが、
出演した子どもや、家族にとって、
また視聴者にもたくさんの気づきや学びとなる番組です。

交通ルールやお金の使い方も覚えなければいけないし、
頼まれた買い物自体、忘れないようにしなければいけません。

自分で買い物ができるようになれば、
おつかいとはいえ、さまざまな勉強ができるようになります。

1人で行動する勇気、お金の使い方の勉強
人を頼ること、信じることを通じてコミュニケーションの勉強
そして助け合うこと。

兄弟で挑戦するときはチームワークが大切ですし、
普段は喧嘩ばかりしているかもしれないけれど
兄弟がいかに大切な存在か、本当は守ってあげたいと思っているか、
たくさんの気づきがあるでしょう。

そして、子どもが少し大きくなったり、
おつかいに慣れてきたら、少し工夫を加えてみましょう。

「作りたい料理だけ」を指定して、必要な食材を子供に任せる方法です。

「今晩はカレーよ。必要な物を買ってきてね」
カレーという言い方に変えてみます。

子供はいつも食べているカレーを思いだしながら、
買い物に出かけます。

「カレーには入っているものは、ジャガイモと、肉と、ニンジン・・・・」
「カレーのルーも必要だ」

子供なりに、いつも食べているカレーを思い浮かべながら買い物をします。
これによって「想像力」が鍛えられます。
頭の中でいつも食べているカレーを思い出しながら、材料を分析します。

子供が慣れないうちは、一緒に行って
「○○を作るのに必要な食材はどれでしょう?」と
クイズ形式で体験させてみるのも良いでしょう。

注意するのは「できなくても叱らないこと」です。
叱ると、子供のやる気や元気や、自尊心を奪います。

お買い物がうまくできたら、「偉いね。よくできました合格」と
言って褒めてあげましょう。
子どもは、褒められれば、次からもっとやる気を出すでしょう。

日本では、例えば、「2+3=○ → ○=5」 と教えますが、
海外では、「○+△=6」 で 「○と△はなんでしょう?」
という方法で教えていると聞きました。
想像力を育むにはどちらが有効でしょう。!?

想像力は、計算するときに便利というような
単純なことだけではなく、目の前の人の気持ちを理解することや、
遠い国で何が起こっているか等を想像し理解するときにも助けになります。
もちろん、素晴らしい芸術や、発明にも当然必要な能力です。

そんな風に、おつかいいがある程度できるようになったら、
少しハードルを上げてみましょう。

そうすると食事の際
「何が入っているのかな」「何でできているのかな」と、
食べるものを注意深くみるようになるかもしれません。

そして、人の気持ちに対しても
「今、どんな気分なのかな?」
「笑っているけれど、本当は悲しいのかも・・。」
など、柔軟に想像し、思いやることができるようになるでしょう。

人の気持ちや状況を理解し、思いやれるようになると、
それは最終的に、自分へと還ってきますし、
なにより、自分自身を大切にすることへつながっていきますね。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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